2013-02-16

イルカさん「いつか冷たい雨が」



「みんなおなじ 生きているから
 ひとりにひとつづつ 大切ないのち」

という一節の歌詞が、頭の中を駆け巡って、、、、
歌手のイルカさんのことを思い出して、ネットで調べていました。
あまり公言はしていないようですが、イルカさんはもうずいぶんと長いことベジタリアンであると知りました。

「まあるいいのち」というのが上の歌詞の曲のタイトルなのですが、曲もちゃんと聞きたくなったので、Youtubeでいろいろとイルカさんの曲を聴いていました。

その中でも、「いつか冷たい雨が」という曲が、
あまりにも切ないけれど、とても美しくて心に響き渡る曲だったので、
ぜひみなさんにも聴いて欲しいな、、と思います。

大人になってから、、、
自分で意思で選択してヴィーガン(ベジタリアン)に転身されたかたがたには、
この歌の深い深い優しさと愛が、身にしみるのではないでしょうか。。。。。


イルカさん「いつか冷たい雨が」


雪が降る駅の片すみで
だれにも いたずらされない様に
うずくまっている年老いた犬
パンをあげても見るだけ
時が来れば汽車にのるわたし
泣くことの他ほか 何もしてあげられないわたし

広い道路の真ん中で ひかれてしまった三毛猫
その上を何台もの車が 通り過ぎていく
思わず目を閉じてしまったわたしを 許してください
みんなだって そう思っていると 信じたいのです

牛や鳥やお魚も 人間のためにあるのの
さぁ 残さずに食べなさい
そんな風に言うおかあさんにはなりたくありません
でもわたしだって 食べて育って来たのだし
虫だって 殺したこともあります

だから だから お願いです
もう役に立たなくなったから
捨ててしまったり 自分本位でかわいがったり
小さなオリに閉じ込めて
バカにしたり 汚がったり
人間だけが偉いんだ
なんてことだけは 思わないでください

人間以外のものたちにも もっともっと優しくしてください
同じ時を生きているのだから
朝が来れば 夜も来るし
産まれて そして死んでいく
わたしが土になったら
お花たちよ そこから咲いてください



子どものころ、道端で亡くなっていた鳩の死骸を見つけて、
「かわいそうだから、お庭に埋めてあげよう、、、」と思って、
家に持って帰ったことがあります。
母がえらく動揺して怖がったのを覚えています。。。
さすがにその日以来、
すずめくらいの大きさの鳥以外の死骸は持って帰らないようにはしたのですが、、、
道端で亡くなっている動物や鳥を見かけると、どうにも土に返してあげたくなるんです。
登山に行ったときにも、小さな野ねずみを埋めてあげました。
旦那は「なにか病気でももっていたら・・・・」と不安そうでしたが、
穴掘りを手伝ってくれましたっけ。


運転していると、車にひかれて放置されたままリスやスカンクをたくさん見かけます。
でも、、何もしてあげられません。
ただただ、「ごめんね・・・・」と誤るだけ。
こういうときって、どうしたらいいのでしょう??って、いつも思うのです。。。。


今日も超かわいい、わたしのアマンダちゃん


イルカさんの優しい歌声で、この歌詞をじっくりと聴いていると、
いろいろな思いがこみあげてきて、
とても胸が苦しくなって、涙がこぼれおちてきます。





2 件のコメント:

  1. 「いつか冷たい雨が」は学生のころよく聞いていたのに、ヴィーガンになってからあらためて聞くと、本当に心に響きます。私も道ばたで轢かれている動物達に申し訳なく思ってしまいます。
    久しぶりに聞いたイルカの歌声でした。ありがとうございました。

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    1. くにこさん
      ヴィーガンになってから、改めて見たり読んだり聞いたりしてみて、
      その奥にある本当の意味みたいなものが分かったりしますよね。
      感じ方や考え方が変わったからなのかもしれません。

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