2013-03-24

The Living Desert へ行ってきました


砂漠のリゾート地としても有名なパームスプリングス
うちからは車で1時間くらいのところなのですが、時々遊びに行くことがあります。

週末は、The Living Deser(リビング・デザート)tという動物&植物園へ行ってきました。
ベジになってからは、動物は好きなのですが動物園自体がどうにも気が進まなくなってしまって、パッタリと足を運ぶことが無くなってしまっていました。。

が、このThe Living Desertは、普通のいわゆる「動物園」とは少し違っていて、怪我をした野生動物の保護やリハビリ、絶滅危惧種や、野生ではすでに絶滅してしまった動物たちの保護や繁殖活動や、自然保護などを行っている施設でもあるようです。
「入園料が動物たちのお役にたてるのならば・・・・」と思い、お天気もよかったので、行ってみることにしたのです。。。。

The Living Desert 入り口です~

園内は、植物園も兼ねているので、いたるところに砂漠の植物がたーーーーーーっくさんです。
ちょうど季節的には春だからでしょうか、、、お花がたくさん色とりどりに咲いていて、とてもカラフルできれいでした~♪

黄色いお花がたくさん咲いていました


人工的に作ったそうですが、やしの木のオアシスだそうです

砂漠の3月下旬の午後ともなると、さすがに日差しは強いし、とにかく暑かったっ!!
園内も、思っていたよりも広かったので、炎天下をテクテクと歩いているだけでも疲れてきてしまいました・・・・・(運動不足がたたりました・・・・ ><)

で、、
ようやく、今回のわたしのお目当て、ボブキャットさんに会えました~☆

こんにちは!ボブキャットさん

ボブキャットさんには、前からずーーーーーーっと会ってみたくて、、
山登りやキャンプに行くたびに、「今回こそは会えますようにっ!!」とお祈りすること、かれこれ7年・・・・・
一度も会うことが出来ていなかったので、今回が初めての「生ボブキャット」でした。
かなり感動です!
ボブキャットさん、、、名前に「ボブ」とあるだけ、尻尾がとっても短くてかわいいです☆

普通の家ねこみたい・・・・(笑)


仲良く2匹で追いかけっこしてて、かわいかったです


ピューマさんもいました

ピューマは、北アメリカの一部の地域ではすでに絶滅、絶滅の危機に瀕しているそうで、保護活動も行われているそうです。。。
それにしても、ピューマさん、、想像していた以上に大きくて、立派で、とてもかっこよかったなぁ。。。
こういった美しい動物が、、、地球上から人間の手によって消え去られていってしまうのかもしれないのか、、、と思うと、なんだかとても苦しいですね・・・・・

サバンナさん(寝起き)

つい、、、ねこが大好物なものでして、ねこさんコーナーでかなりゆっくりしてしまいましたが、まだまだたくさん会わなければならない動物さんたちがいます。。。(ねこさんコーナーの時点で、まだ3分の1くらい、、でしょうか。。)

こちらは、ただの犬ではありません、メキシコオオカミさんです。
普通の犬にしか見えないんだけれど・・・・・
でも、きっと近くで見たら、大きいのかもしれない。

木陰で一休み中のメキシコオオカミさん

やっぱり普通の犬?

「犬みたい、犬みたい」とか、メキシコオオカミさんには失礼(?)なことを言ってしまっていましたが、メキシコオオカミさんも、現状では、ほとんどの地域で絶滅状態です。
家畜を襲うということで、駆除の対象となっていたため、乱獲がされ、結果、絶滅の危機に瀕してしまったわけです。。。
やっぱり、結局は人間のとても利己的な理由で、動物たちは殺されてしまっている・・・・・
なんてことなんだ。。。

現在は、絶滅危惧種に指定されているため、保護施設による繁殖と野生復帰のプログラムが実行されているようですが、それでも野生で確認されている数はたったの50頭。
保護施設では約300頭ほどしか存在していません。。。。
この2頭は、いずれ野生へと戻っていくのでしょうか・・・・・?


この、カラスに乗っかられているアラビアオリックスさんも、食用、薬用、皮、角目的の乱獲で、野生としては絶滅状態です。
現在は、繁殖プログラムで、個体数は増加の傾向にあるそうです。

ユニコーンのモデルになったとも言われているそうですよ~


超ゴージャスなヘアスタイルをしたカンムリヅルさんの後ろで休んでいるリムガゼルさんも、
乱獲などで生息数は激減しているそうです・・・・


鶴を見ていて、旦那が「鶴って飛べないんでしょ?」とボソリとつぶやいた。。。
「えぇぇ!鶴は飛べるよ!日本の鶴は大群になって飛ぶんだよ!アフリカの鶴だって、きっとそうだよ~。」と言ったのですが、、、、
すると旦那が、「じゃあ、なんでどこかに飛び立ってしまおうって思わないのだろう???」と。。。。

た、、、確かに、鋭い視点だ。。
なぜ、ここの鶴たちは飛び立たないんだろう?
係員の人に聞けばよかった。。

まだまだ、たくさんの動物たちに会って、たくさん写真を撮ったのですが、、、
ここらへんにしておきます。

「動物園か・・・・・」と、実はあまり期待はしていなかったし、「閉じ込められている動物たち」という思いもあって、あまり乗り気じゃなかったのですが、想像以上に、動物保護に力を入れているし、リハビリ設備も整っていることに、とても驚きました。
園内には、野生動物専用の動物病院もあり、怪我をした動物の治療やリハビリはもちろんのこと、動物たちの定期健診なども行われているそうです。
ちょうど、動物病院には、足を怪我をして保護された陸ガメさん(サバクゴファーガメ)が入院していました。
不幸にも、怪我は重度だったため、足は切断するしかなかったそうですが、今後、カメ君専用の義足を付けリハビリが行われる予定だそうです。。。

こちらは園内の陸ガメさん

野生の動物を、強制的に捕獲し、動物園へと送られ、一生小さな檻の中に閉じ込められ、生きていく、、、、という動物園とはまた違った形の動物園(というよりも、保護センター?)だったので、違った視点で動物たちと触れ合うことが出来たと思います。
そして、何よりも感じたことは、、、
こんなにまでも、たくさんの動物種族が絶滅危惧に瀕しているということに、改めて痛感しました。。。

動物たちに、「かわいい~!」という感情を持って、彼らにも命があること、優しく接しなければならない、ということはとても大切。
でも、ただ「かわいい!」だけではなくて、人間の横暴な行いによって、
その種族がひとつ、、またひとつ、、、この地球上から消え去ろうとしている、、ということも、もっとたくさんの大人や子どもたちに、こういった動物園を訪れることで、もっと身近に感じ取ってほしいものだなぁ~って思いました。。

次回は、動物病院が開いている平日に、動物たちの定期健診の見学をしてみたいなぁぁぁ~なんて思っています。。(今月は、ミーアキャットさんが定期健診予定だそうです。。)

砂漠地帯で、かなり暑いので、もし訪れる際は、日焼け対策&脱水症状にならないように、たーーーっぷり水分補給をしながら、動物たちとふれあってくださいね!


わたしも忘れないでにゃん・・・・・



2 件のコメント:

  1. 私も、肉を食べなくなる前から、動物園というものに疑問を持っていました。今じゃ、動物がかわいそうすぎて行きたくないですよ。

    保護センターが一般に公開されているんですね。絶滅危惧種ってたくさんあるんですね。チャンスがあったら行ってみたいです。
    ボブキャットの顔が人間みたい。

    ツルって、助走しないと飛べないそうなんですが、助走する程の広さが無いと飛び立てないみたいですよ。

    乱獲されたり、怪我をさせられたりする動物がいなくなって、人間と動物達がうまく共存できる世の中になりたい!と強く思っています。

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    1. くにこさん

      ボブキャット、お顔が、本当に人間が笑っているみたいで、かわいかったですよ。
      仲良くじゃれあっていました。

      今回訪れたことで、動物の生態を学ぶ意味でも、もちろん、絶滅危惧種の繁殖保護のためにも、こういった保護センターはもっと必要なのかもしれない、、もっと多くの人に、今動物たちが置かれている実態を知ってもらうべきなんだな、、、と強く思いました。

      地球はわれわれ人類のものだけではない、、、ということ、忘れてしまいがちな昨今ですよね。

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