日本のテレビ番組を見ていたら、「動物の脱走劇」みたいなコーナーで、牛さんが自分で畜舎の門の鍵を開けて脱走しちゃっていた、、、という動画が紹介されていました。
ある日、アイルランドの牧場主のおじさんが、牛さんたちにえさをあげようと畜舎へ向かうと、鍵がかかっていたはずの畜舎から牛たちが外に出てしまっていたそうです。
それが何度も何度も続くので、「きっと牛泥棒の仕業に違いない!」と思った牧場主のおじさんは、セキュリティカメラを設置しました。
すると、、、、、、牛泥棒の仕業ではなく、それは自分の飼っている1頭の牛の仕業だったことが判明しました。
犯人(?)は、デイジーちゃんという名前のメス牛さん。
デイジーちゃんは、器用に自分の舌を使って、2つの鍵を開けて、そのまま外へ脱走。
それに続けとばかりに、ほかの牛たちも脱走~!
牛のデイジーちゃん、開錠中
ネットで検索をしてみたら、去年(2011年)の出来事だったようで、アメリカでもニュース報道がされていたようです。
アメリカのニュース(英語です)→ Northern Ireland farmer has escape-artist cow
アイルランドのニュース記事(英文です) → Armagh cow rustles up escape plan英語になりますが、Youtubeにその時のニュース動画もありました。↓
動画を見ると分かりますが、デイジーちゃんはかんぬきの鍵の仕組みをちゃんと理解して、2つともなんら問題なく開けています。
「Cow opens farm gate using tongue」
牧場主のおじさんも、「牛は愚かな動物だと思っている人は、これを見ればそうでないことを証明するよ。」と言っていますが、まさにこの映像を見れば、牛さんがどれだけ賢くて、学習能力があるか、一目瞭然だと思います。
それでも、 こんなに知能のある牛さんを、食べたり、カバンに使ったり、靴に使ったりしているのが、事実なんですよね・・・・
かなしい現実です。
狂牛病の研究を行っていたイギリスの研究機関の研究によると、牛の知能はチンパンジー並みに高いものだと分かったそうです。
「今まで食べてきた牛が賢いとなると、社会的な影響が大きすぎる」という理由で、調査結果は極秘にされていたそうです。
その研究機関によると、、、
「ハンバーガー」 の単語を聞いた際に、牛の脳の言葉を認識する領域が激しく反応し、その後も実験を重ねた結果、「ステーキ」 「ミンチ」 「ドナドナ」 など相当数の単語を理解しているほか、トラックで運ばれる子牛を見たときには、人間の「切ない」という感情とよく似た血流の動きもみられた、、とのこと。
牧場の牛の数が減ると、前頭葉に血流が集中して「考え込む」状態になることから、数の認識も持っている可能性がある、そうです。
2002年4月の東京新聞に掲載された、、とされる興味深い記事からの抜粋なのですが、ちょっとリンクをこちらに載せてよいものか分からなかったので、興味のある方は、「牛 知能」で検索してみてください。
大きな動物たちだって、いぬねこといったペット同様、人の言葉を理解できるし、物事を長期に渡って覚えることも出来るし、感情も豊かで、涙を流すこともある、、、、
そのことを、もっともっとたくさんの方々に認識してもらいたいです。
牛さんは、いじめた相手の牛に恨みを持つこともあるそうです!
ちなみに、アイルランドの牧場の牛さんたちですが、どういった目的で飼われているかは不明です。
賢いデイジーちゃんのその後が、とても気になります。
元気に暮らしていてくれていると、、、いいのですが・・・・・・
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