2013-01-10

中国のクマたち


「クマたん」と書くと、なんだかかわいらしいクマさんの呼び方のようですが、「熊胆」と漢字で書くと、「ゆうたん」と読んで、熊の胆嚢を使った生薬のことらしいです。
今日(さっき)、知りました。(詳細はWikipediaより→ 熊胆 )

そんなクマたちの胆汁を採取するために、身動きも出来ないくらいの小さな檻に中に閉じ込められているクマたちが中国にいる、、、、と、最近知りました。
しかも、、、絶滅危惧種とされているツキノワグマたち。
去年(2012年)、九州ではツキノワグマの「絶滅」に指定されたばかりなのに、、、、

月の輪さん


そして、その胆汁の採取方法に驚愕してしまいました。
生きたまま、麻酔もせず、おなかにチューブを埋めこめられ、じわりじわりと胆汁を採取するそうです。
あまりの苦痛とストレスに、自傷行為で傷だらけのクマも多いそうです。
そりゃそうですよ・・・・
クマでなくても、それは拷問であって生き地獄だと思う。
そんな非道な行いをしているのが、わたしと同じ人間だと思うと、、、なんだかやるせない。

詳細の記述は控えますが、下記のホームページで、動画や採取方法に関して詳しく掲載されていますので、興味のある方はご覧になってみてください。(閲覧には注意です。)
 → 地球生物会議ALIVE 動画で見る日本と中国のクマ施設 
 → 中国熊救出プロジェクト

かわいいハイイログマ(グリズリー)のコグマさん



熊胆、、、どうやら伝統的な中国医学では万能薬で、目の病気、心臓疾患、肝臓疾患などに効能があるとされているそうです。
でも、、、そんなクマたちの苦痛の塊を摂取するくらいだったら、ヴィーガンになってお野菜やくだもの、大地の恵みたっぷりの食生活に切り替えるだけで、とっても健康になれるのにね。


クマの保護活動を行っているAnimal Asia によると、現時点で(1月10日)277頭のクマたちがレスキューされ、43のクマ牧場が閉鎖されたそうです。

人間が住みやすく、便利な世界になると、動物たちにとっては非常に居心地の悪い世界になっていくみたいです。
便利な世の中というのは、ありがたいものですが、犠牲となっている動物たちのことを知るたびに、動物たちの命を削ってまで今の社会が成り立っている意味が、、、よくわからなくなります。

地球は、人間だけのものでないということ、、、
わたしたちはみんな「地球人(=Earthling)」であるということ、忘れないようにしたいです。


*今日の写真は、ネットよりお借りしました




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